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鬼武者 Way of the SwordのPC動作環境を徹底解説

鬼武者 Way of the SwordのSteam版・Capcom公式スペック表を完全整理。しかも見落とされがちな重要点は、最低要件を含む全ランクでアップスケーリング前提ということ。

2026年8月27日公開 2026年9月9日更新

このガイドは英語版を翻訳したものです。事実関係とソースは変更していません。 英語原文を読む .

Onimusha: Way of the Swordのスクリーンショット

画像: Capcom

鬼武者 Way of the Swordの最低要件はGeForce GTX 1660 (6GB)またはRadeon RX 5500 XT (8GB)、推奨要件はGeForce RTX 2060 Super (8GB)またはRadeon RX 6600 (8GB)です。2026年9月4日発売の作品としては、かなり控えめな数字です。ただし、スペックまとめで見落とされがちな重要点があります。これらのランクはいずれもアップスケーリング利用が前提です。Capcomはネイティブ解像度での数値を一切公開していません。

ここを踏まえると、仕様表の読み方が変わります。ここでいう「最低」は、ネイティブ1080pで30 FPSを保証するという意味ではありません。DLSSまたはFSRの補助を受けながら、1080pのLow設定で30 FPSを狙うという意味です。

Steamの最低・推奨スペック

以下はSteamに表示される2段階の要件を、ストア表記そのままでまとめたものです。

最低推奨
OSWindows 11Windows 11
ProcessorIntel Core i5-8400 / AMD Ryzen 3 3100Intel Core i5-10400 / AMD Ryzen 5 3600
Memory16 GB RAM16 GB RAM
GraphicsGeForce GTX 1660 (6GB) / Radeon RX 5500 XT (8GB)GeForce RTX 2060 Super (8GB) / Radeon RX 6600 (8GB)
DirectXVersion 12Version 12
Storage50 GB available space50 GB available space
Target30 FPS, “Low” preset, 1080p (using upscaling)60 FPS, “Medium” preset, 1080p (using upscaling)

いずれの項目にも64ビットCPUと64ビットOSが必要で、さらに両方に同じ注記が付いています。「Note: An SSD is required.」

さらにCapcomは両方のランクに次の注意書きを添えています。「Depending on your specifications, it is advised to increase the memory available in your system if you wish to run other programs (such as for recording footage, or streaming) while playing the game.」

アップスケーリング前提という重要な注意点

この仕様表で最も誤解されやすい部分なので、はっきり言っておきます。

Capcomの最低要件の注記は「30 FPS gameplay can be achieved on the ‘Low’ Graphics Preset at 1080p resolution (using upscaling).」となっています。推奨要件も数字が違うだけで、60 FPS、Medium preset、1080p、そして「(using upscaling)」という構成は同じです。

Capcomの4つすべてのランクに、この「(using upscaling)」の注記が付いています。4K Ultraも例外ではありません。 いずれのGPUがネイティブ解像度でどの程度動くのか、公開された数値はどこにもありません。DLSSやFSRを切って記載FPSを維持するつもりなら、Capcomの仕様表にはその根拠はありません。

またCapcomは全ランク共通で、いつもの但し書きも付けています。「Note: The frame rate may drop during periods of excessive load.」

Capcom公式の4段階スペック表

Steamで表示されるのは2段階だけですが、Capcom公式のPC要件ページでは1440pと4Kを含む4段階が公開されています。

最低推奨高ウルトラ
Resolution1080p (FHD)1080p (FHD)1440p (WQHD)2160p (4K)
Frame Rate30 fps60 fps60 fps60 fps
Preset assumedLowMediumHighUltra
OSWindows 11Windows 11Windows 11Windows 11
Processori5-8400 / Ryzen 3 3100i5-10400 / Ryzen 5 3600i5-10400 / Ryzen 5 3600i5-12400 / Ryzen 7 5700
Memory16GB16GB16GB16GB
GraphicsGTX 1660 (6GB) / RX 5500 XT (8GB)RTX 2060 Super (8GB) / RX 6600 (8GB)RTX 4060ti (16GB) / RX 6750 XT (12GB VRAM)RTX 4070ti (12GB) / RX 7900 XT (20GB)
VRAM6GB8GB12GB12GB
DirectXVersion 12Version 12Version 12Version 12
Storage50GB SSD50GB SSD50GB SSD50GB SSD

ここで目を引くのは2点です。RAMは最低から4K Ultraまでずっと16 GBのまま。そしてCPUの強化はUltraで1段階だけで、HighはRecommendedと同じi5-10400 / Ryzen 5 3600を使い回しています。負荷の伸び方は、ほぼGPUとVRAMに集中しています。

なお、Capcomの定型注記はこの表全体に適用されます。「The specifications are subject to change without prior notice.」

Windows 11、SSD、DirectX 12

どのランクでも外せない3つの条件があります。

  • Windows 11。 4段階すべてでOSとして記載されています。Windows 10はCapcomの要件ページにもSteamのエントリーにも一切載っていません。 CapcomはWindows 10で起動できないと明言してはいませんが、発売後に公表された情報を見ても状況は変わっておらず、少なくとも紙の上ではサポート対象外です。
  • SSD必須。 Capcomは各ランクの注記としてこれを繰り返しており、ストレージ欄も4段階すべて「50GB SSD」です。よくある「SSD推奨」とは違います。
  • DirectX 12。 全ランク共通で、DX11の逃げ道はありません。

FSR 3.1かFSR 4か? Capcom公式ページで記載が食い違う

両方の表記を見かけたなら、それは見間違いではありません。Capcom自身の2つのページで、AMDアップスケーラーのバージョン表記が異なります。

SourceUpscaler footnote
Capcom PC requirements page“Super Resolution is enabled via NVIDIA DLSS 4.5 and AMD FSR 3.1.”
Steam store pageSame wording — DLSS 4.5 and AMD FSR 3.1
Capcom benchmark page (EN and JA)“Super Resolution is enabled via NVIDIA DLSS 4.5 and AMD FSR 4”

製品ページとSteamは一致していますが、ベンチマークページは違います。どちらもCapcomの一次情報です。現時点では、どちらか一方を確定情報として扱うべきではありません。 2026年9月9日時点でもCapcomはこの2ページの表記を統一しておらず、発売から5日後の段階でもそのままでした。FSR 4対応が購入判断に関わるなら、発売時点で答えが出た話ではなく、未確定のままです。

関連して知っておきたいのは、Capcomの注記に「Upscaling performance estimations were made based on DLSS 4.0 and FSR 3.1 usage.」とあることです。つまり、ゲームが有効化するバージョンと、性能目標の測定に使ったバージョンは同じとは書かれていません。

フレーム生成にあたる機能は別途用意されており、CapcomはPC版のグラフィック設定にFrame Interpolationがあると案内しています。これを有効にすると、より滑らかな表示のためにゲーム内フレームレートが上がるとされています。

自分のPCで試すなら無料ベンチマーク

推測する必要はありません。Capcomは無料のOnimusha: Way of the Sword Benchmarkを2026年7月14日に公開しており、SteamとEpic Games Storeで入手できます。Capcomはこれを「demonstration」を使って、自分のPCで鬼武者 Way of the Swordがどう動くかを「evaluate」するためのものだと説明しています。

実用面で押さえておきたい点は以下のとおりです。

  • ダウンロードとインストールには18 GB必要で、ゲーム本編の50 GBとは別です。
  • 平均FPSと1% Low FPSを表示します。Capcomによると、これは実行結果の下位1%のデータから算出した平均フレームレートで、あわせてFPSグラフと設定サマリーも表示されます。
  • Loopオプションを使うと、結果画面から60秒後に自動で再テストします。
  • Capcomの注記によれば、Frame Interpolationを有効にすると設定による負荷が増えるため、「slightly lower benchmark scores」になります。

Capcomが公開している評価基準は6段階です。

ScoreRating
25000+Excellent
20000–24999Good
11000–19999Playable
7000–10999Setting changes recommended
5000–6999Setting changes required
0–4999Insufficient performance

Capcom自身の但し書きは次のとおりです。「There is no guarantee of performance parity between the Onimusha: Way of the Sword Benchmark and the base game, Onimusha: Way of the Sword.」

ひとつ引っかかる点があり、これは未解決です。Capcomの案内では、SteamまたはEpicの製品ページでベンチマークを探して「Download」または「Get」をクリックするよう説明されています。ところがSteamページ側では、実際にはリクエストアクセスの案内が表示される状態になっています(「Request access and you’ll get notified when the developer is ready for more participants」)。Capcomはこの食い違いを解消しておらず、2026年9月9日時点でもそのままでした。どちらかの手順を前提にせず、表示中のSteamページを確認してください。

Denuvoとマシン制限

SteamストアページにはサードパーティDRMの通知として、「Denuvo Anti-tamper — 5 different PC within a day machine activation limit.」 と記載されています。さらに別途、サードパーティEULAへの同意も必要です。

この制限は、複数のPCを行き来する人ほど重要です。24時間以内に5台までという上限があります。

発売後: 仕様を満たしても安定とは限らない

本作の発売日は2026年9月4日です。ここまでの数値は変わっていませんが、要件を満たした場合に期待できる内容は少し違ってきています。

  • CapcomはSteamハブで「Official Onimusha: Way of the Sword Troubleshooting & Issue Reporting Thread」を固定運用しています。 Capcom自身の整理では、対象となっている不具合はプレイ中および終了時のクラッシュ、フレームレートの不安定化、シェーダー最適化の遅延、ブラックスクリーン/起動失敗、そしてカットシーンの再生問題です。
  • Capcomが示すドライバーの基準は、仕様表より厳しめです。NVIDIAは596.49以上、AMDは26.5.1以上。 自分のPCが対象か確認するなら、ドライバー版もチェックしてください。要件表には載っていません。
  • Capcomの対処手順のうち、特に重要なのは次のあたりです。ゲームフォルダとSteamフォルダをウイルス対策ソフトおよびファイアウォールの除外対象に追加すること、インストールフォルダからshader.cacheとshader.cache2を削除すること、デュアルGPU搭載ノートPCでは内蔵GPUを無効化すること、カットシーンが再生されない場合はMicrosoft Media Feature Packを導入すること。クラッシュレポートは...\OnimushaWotS\CrashReportにタイムスタンプ付きの.zipとして保存されるので、報告時に添付します。
  • まだPC向けパッチはありません。 2026年9月9日時点でSteamのニュースフィードに発売後パッチノートはなく、Capcomのトラブルシューティング記事にもETAは書かれていません。

ここは大事なところです。というのも、これは全員に起きる問題ではないからです。ハブ内で最も投稿数の多い技術系スレッド「Constant crashing」は、2026年9月9日時点で119件のコメントがあり、ハブ内検索で「crash」を探すと43ページにわたって429件の一致が見つかりました。一方で、同じスレッド内には7〜12時間まったくクラッシュしなかったという報告もあります。こうした状況は、全購入者に共通する不具合というより、ドライバーやハードウェアの相性問題を示しています。いずれもプレイヤー報告であってCapcomが確認した不具合ではなく、現時点で全体に有効と認められた解決策もありません。

PC版の立ち位置を補足すると、MetacriticのPC版スコアは83で、4プラットフォーム中では最も低い評価でした。Steamの総合レビューは**「Very Positive」で、2026年9月9日時点では11,236件中9,957件が好評、88.6%でした。Capcomは発売初日に全世界累計100万本突破**も発表しています。

Steam Deck: Playable、30 FPS目安

このページでは当初、Deckの評価は未掲載でしたが、現在は違います。Steam Deck / SteamOSでは「Playable」で、Steam自身のニュースフィード内にあるGamingOnLinuxの掲載で確認できます。ProtonDBの評価はGoldです。Verifiedではありませんが、Denuvoの条件が動作を止めることはありませんでした。

Steam Deck HQの結論も同じで、実測値はかなり参考になります。

  • 標準設定でおおむね安定した30 FPS。フレームレートは30に固定しています。
  • 通常エリアでの消費電力は13〜14 W、東京都京都区域では13〜20 Wまで上昇。
  • 65〜75 °C、バッテリー駆動は2.5〜3 hours。
  • 東京都京都区域が問題の中心。 ここではCPUスパイクによるカクつきと消費増が特に目立ち、ゲーム全体に広がるわけではありません。

調整方針もかなり控えめです。グラフィック設定はデフォルト、スケーリングフィルターはリニア、Protonの強制変更なし、TDP制限なし、GPUクロック変更なし。検証では、カスタム調整をしても「yield minimal improvement and reduce stability」とされています。

公開済みの情報からは、Deckで60 FPS固定は期待できません。目標は30で、そのまま固定するのが推奨です。

3つのPCストアフロント、1つの仕様表

CapcomがPC版を案内しているのはSteam、Epic Games Store、Microsoft Store (Windows)です。上記の要件はどのストアでも共通ですが、違うのは所有権の扱いです。Microsoft Store版はXbox Play Anywhereに対応しているため、1回の購入でXbox Series X|SとWindows PCの両方をカバーします。ただし、これはSteam版やEpic版には適用されません。

購入前にこちらも確認しておくと安心です。発売日と解禁時刻ガイドでは、Capcomが9月4日と言っているのにSteamで9月3日表示になる理由を解説しており、エディション比較と予約特典ではDeluxe版に何が入っているのかを整理しています。

よくある質問

Windows 10で鬼武者 Way of the Swordは動く?

Capcomが公式スペック表でOSとして挙げているのは4段階すべてWindows 11で、Windows 10は公式の仕様表にもSteamストアページにも一切記載されていません。リリース後の9月4日以降も、Windows 10で動作するかについてCapcomからの発表はなく、その後も状況は変わっていないため、要件はWindows 11と考えるべきです。

鬼武者 Way of the SwordのPC版に必要なストレージ容量は?

空き容量は50 GBで、Capcomは全ランクでSSD必須と明記しています。別途配信されている無料ベンチマークツールは、ダウンロードとインストールに18 GBの容量が必要です。

PC要件はアップスケーリング前提?

はい。Capcomの4つのランクはいずれも「(using upscaling)」の注記付きで、最小要件の1080p/Low/30 FPSですら例外ではありません。ネイティブ解像度での性能値はどこにも公開されていません。

鬼武者 Way of the SwordはDenuvoを使っている?

はい。Steamストアページには「Denuvo Anti-tamper」と、5 different PC within a day machine activation limitの表記があり、さらにサードパーティEULAへの同意も必須です。

鬼武者 Way of the SwordはSteam Deck Verified?

Verifiedではありませんが、動作はします。Steam Deck / SteamOSでは「Playable」扱いで、ProtonDBの評価はGoldです。Steam Deck HQの検証では、標準設定でおおむね安定した30 FPSを記録し、フレームレートは30で固定するのがおすすめとされています。Denuvoが動作を妨げることはありませんでした。

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